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高知県のアイスクリン ~特徴や発祥、味の感想

更新日:

皆さんはアイスクリンというものをご存知でしょうか?

聞き慣れない方が多いかも知れませんが、アイスクリンは元々日本でアイスクリームが発売された当初の呼び名です。

その後、牛乳の代わりに卵や脱脂粉乳を使った氷菓に用いられるようになりました。

現在では生クリームや牛乳が容易に手に入ることから全国的にはほとんど見られなくなったアイスクリンですが、高知県では今なおポピュラーな氷菓として県民に愛され続けています。

今回は、そんな高知県のアイスクリンの特徴や発祥についてご紹介いたします。

品名高知県のアイスクリン
都道府県高知県
ジャンルスイーツ
製造者複数社あり
 原材料砂糖、卵、乳製品、コーン、加工でん粉、香料、アナトー色素 ※久保田の土佐造りアイスクリンコーン
カロリー100gあたり97kcal ※久保田の土佐造りアイスクリンコーン
購入した場所高知市内のスーパー

 

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アイスクリンの特徴

アイスクリン

アイスクリンは、アイスクリームが通常生クリームと牛乳から作られるのに対して、卵と脱脂粉乳を主原料とします。

鶏卵、脱脂粉乳、砂糖、そして風味を決定づける香料を混ぜ合わせると、殺菌した上で撹拌・凍結させることで出来上がります。

 

アイスクリンの大きな特徴は、脱脂粉乳を用いているために乳脂肪分が3%以下ということです。

そのために、正確にはアイスクリームではなく氷菓、すなわちかき氷の一種ということになります。

 

実際、温度変化で融解と再凍結が繰り返され、シャリシャリとしたシャーベット状の食感となります。

アイスクリームが濃厚な味わいであるのに対して、アイスクリンはあっさりとした味わいが楽しめると言っていいでしょう。

 

アイスクリームでバニラ味に当たる定番として、バナナ味が一般的ですが、他にもアイスクリンは抹茶・ゆず・小豆・いちご・メロン・みかん・ソーダ・チョコレートと、様々な味のバリエーションを楽しむことができます。

 

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食べてみた感想

というわけで、高知市内のスーパーのアイス売り場にてアイスクリンを発見!

実際に味わってみるべく購入してきました。

今回購入したのは、「久保田の土佐造りアイスクリンコーン」です。

アイスクリン

アイスクリン

アイスクリン

 

やはり、シャリシャリっとシャーベットのような食感ですね。

さっぱりとした味わいの中に、クリーミーでまろやかな甘みも加わり美味しいです。

甘すぎず後味もすっきり爽やかなので飽きずに食べやすいですね。

 

トクさん
高知県にはアイスクリンを作る会社がたくさんあって、”土佐ジローの卵”みたいな高知県産の素材を使ったアイスクリンもあるよ~
乳脂肪分が低いから、ダイエット中の女性にもおすすめだね♪
メイさん

 

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アイスクリンの発祥

アイスクリン

アイスクリンの発祥は、日本にアイスクリームがもたらされた幕末にまで遡ります。

江戸時代末期の万延年間、福澤諭吉らが使節団としてアメリカへ派遣されましたが、その際に食べたアイスクリームを「あいすくりん」と呼びました。

 

その数年後、明治2年(1869年)に横浜で日本で最初のアイスクリーム屋が開業しますが、その際の名称もアイスクリンでした。

最初は居留している外国人向けに売られていたアイスクリンでしたが、徐々に日本人にも食べられるようになり、全国へと広がってゆきます。

 

しかし、日本では原料となる生クリームや牛乳の調達が容易ではなく、戦時中の物資不足も相まって、代用品として鶏卵や脱脂粉乳を用いたものが製造・販売されて普及したのです。

 

その後、戦後の経済成長と共に消費者の高級品志向が高まり、本来の牛乳と生クリームを用いたアイスクリームが販売されるようになります。

この際、製造に当たった大手メーカーはアイスクリンの名称を使わず、「アイスクリーム」として販売しました。

結果として、代用品を用いた商品に対する名称として、アイスクリンの名が残ったのです。

 

かつては全国どこでも製造・販売されていたアイスクリンでしたが、アイスクリームの普及によって徐々に姿を消してゆき、ほとんど見られなくなりました。

 

しかし、高知県でのみポピュラーな氷菓として残り、街のいたるところで販売されています。

そのため、近年では高知県のローカル菓子としてアイスクリンに脚光が当たり、メディアでも紹介され、高知県名物として知られるようになってきています。

 

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どこに売ってる?通販は?

高知県以外では横浜市の一部や大阪城公園、倉敷市の美観地区など、限られた場所でしか販売されていないアイスクリンですが、高知県では街のいたるところで販売されています。

桂浜や高知城といった観光地はもちろん、商店街や国道沿いの道の駅など、人の集まる場所であればどこでもアイスクリンを売る移動式のパラソルが見られます。

また、高知県のスーパーやコンビニのアイス売り場でもアイスクリンは通年販売されています。

 

高知県の人々はこうした店で、日常的にアイスクリンを買って、あっさりとした甘味を楽しんでいるのです。

 

また、アイスクリンは通信販売で購入することも可能です。

在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。

「アイスクリン」楽天市場の検索結果


「アイスクリン」Yahoo!ショピングの検索結果


「アイスクリン」Amazonの検索結果


 

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最後に

高知県の美味しいものと言えばカツオのたたきが有名ですが、それに負けず劣らず高知県民に愛されている郷土の味わいがアイスクリンです。

アイスクリンは乳脂肪分が低いために、アイスクリームと比べてもヘルシーで、健康志向の人にもお勧めできるスイーツと言えます。

再評価されたアイスクリンが、単に高知県のローカル氷菓にとどまらず、全国的な復権を果たす日が到来してもおかしくはないでしょう。

 

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