「べこ」ってご存じですか?東北地方の方言で牛のことです。
同じく「べこ」という言葉が使われた銘菓が北海道にはあります。
今回は、べこもちの歴史や由来、賞味期限やカロリーについてもご紹介します。
品名 | べこもち |
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都道府県 | 北海道 |
ジャンル | 和菓子、餅菓子、郷土菓子 |
製造者 | 複数社あり |
原材料 | 上新粉、砂糖、黒糖、水飴、食塩、はちみつ、トレハロース、酵素、乳化剤、カラメル色素 ※株式会社吉田食品のべこもち |
賞味期限 | 製造後3〜5日間(製造メーカーにより異なる) |
カロリー | 1個当たり、120~160カロリー(製造メーカーにより異なる) |
購入した場所 | 函館市内のスーパー |
目次
食べた感想
というわけで、函館市のスーパーにてべこもちを発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
早速食べてみましょう。
買ってきたのは2種類の色が入り混じった葉っぱの形をしたべこもち。
食べるとネットリとした食感でほのかな甘みがあり食べやすい。
手でちぎってみると、普通のお餅と比べてニョロ~ンとした柔らかく、伸びるけどちぎれてしまいそうそんなお餅です。
とにかく柔らかいが一番印象に残ったお餅でしたね。


べこもちの歴史と由来
べこもちは、北海道から東北にかけて昔から親しまれてきた郷土菓子です。
主に、黒と白の2色で作られ、木の葉の形が特徴です。
北海道とべこ、ミルクがたっぷり入ったおもちを期待されて当然ですがこの名称はむしろ見た目から来たのものです。
木の葉型で白と黒の2色の色味、ホルスタインが連想されますね。
白い色は白砂糖・黒い部分は黒砂糖を混ぜて作られています。
ヨモギを入れることで緑の生地が入ったべこもちもあるそうです。
この黒い部分がべっ甲みたい、だからこそ「べっこうもち」から「べこもち」となったという説もあれば、米粉・つまりはべいこが原料となるからという説も。
由来も分からないくらい昔から道民にとっての定番だったということなのでしょう。
ハレの日に食べられるべこもち
紅白ではなく黒と白ですが、北海道では道南を中心に端午の節句や正月・お彼岸に冠婚葬祭とハレの日にこそ食べられるのです。
その昔はべこもち用の木型がどこの家庭にもあったとか、家で何かあれば手づくりしていたわけです。
現在、北海道や青森のスーパーマーケットに行けば一年を通じて販売されています。
日常の中でも手軽に食べられるようになっているのです。
甘みともっちりとした柔らかさは、小さなお子さんから大人まで皆に愛されています。
カロリーや賞味期限は?
カロリーは?
1個当たり、120~160カロリー(製造メーカーにより異なる)
賞味期限は?
製造後3〜5日間
通販で買える?
べこもちは、ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれどなかなか北海道に行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
最後に
北海道や東北地方で愛されてきたべこもち、ハレの日にはいつも食べられてきたのです。
ミルクは入っていないけれど優しい甘さは誰もがおいしくいただけます。
最近では赤や黄色・緑とカラフルなものもあり、キャラクター模様のものもあったりと多種多様になっているみたいです。
更にお子さんが喜ぶものとなっているよう、端午の節句には北海道のそれぞれのお宅で食べられているのでしょうね。
また、葉っぱの木型が無くとも、それほど難しい形ではないのですから自分で作ることもできるでしょう。
花形とかただの丸でもよし、こだわらないなら全国どこのご家庭でも作ることはできます。
上新粉に砂糖を混ぜ合わせて生地を作るのですが、それぞれに入れる砂糖の種類を変えれば良いのです。
形を整えたら蒸し上げるだけ、優しい味です。
柏餅の代わりにやってみてはいかがですか?