福井で愛されている「ボルガライス」という料理をご存じですか?
洋食を合体させたようなユニークな料理なのですが、組みあわせは単純なのに出来上がりは無限に展開される不思議な料理なんです。
今回は、ボルガライスの由来やその魅力についてご紹介していきます。
目次
ボルガライス、いったいどんな料理?
ボルガライスは福井県のご当地グルメです。
主に越前市のあたりで食べることができます。
オムライスの上にトンカツとお店独自のソースをかけたものをいいます。
個性豊かな食べ物で、オムライスの中身は定番のチキンライスからピラフにチャーハンなんて変わり種もアリです。
ソースもデミグラスだったりケチャップだったりあんかけだったり…とさまざま。
さらにとんかつではなくメンチカツというパターンもあります。
ごはんと卵と揚げたカツの組み合わせさえあれば応用は幅広く効くのが特徴です。
ボルガってどういう意味?
名前の由来は諸説あり、開発したお店も定かではありません。
市内の洋食店やうどん店などで、定番のようにメニューにあったと確認されているのは1980年代には確認されています。
「ロシアの卵を使ったボルガという料理と似ているから」
「イタリアのボルガーナ村に似たような料理がある」
「オムライスをロシアのボルガ川、カツをイカダに見立てている」
「東京のボルガというお店で出ていた料理を真似たから」
などなど…。いったいどれが本当なのかはわかりません。
誰が言い出したのか、想像してみるとちょっと面白いですよね。
日本ボルガラー協会
ご当地グルメには町おこしのために結成される会があることがおおいですが、この日本ボルガラー協会はちょっと毛色が違います。
「地域を盛り上げよう」というよりは「愛してやまないボルガライスを推していこう!」という気合を感じます。
そのため福井の越前市を本部として拠点を置くほか、県外にも熱烈な支部員が存在します。
ここのHPをみるとボルガライスが食べれるお店や進化型のボルガライスを特集していたり、さらには全国で食べれるお店を探して紹介までしてくれています。
内容は見るだけでも楽しい作りとなっているので興味ある方は検索してみてください。
食べた感想
というわけで、福井県越前市のカフェド伊万里に行ってボルガライスを味わってきました~。
こちらは、オムライスの上にトンカツが載り、デミグラスソースがかかっていました、
トンカツのサクッと具合と、卵のふわふわ具合がとっても心地いい食感になっています!
デミグラスソースは濃厚ながら、くどくなく食べやすいお味。
オムライスにも、ハム、にんじん、玉ねぎ、ピーマンなどの具材がしっかり入っていて食べ応えもばっちりでした!
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