各地にある特産品、その地域ならではの食材が使われるだけでなく、当たり前の食材同士を組み合わせて違った味を作り出してるものもあります。
鳥取のとうふちくわも、とうふとちくわの掛け合わせ。
どんな味が出来上がっているのでしょう?
今回は、とうふちくわの特徴や食べ方、歴史などについて見ていくこととします。
目次
とうふちくわとは
鳥取でも特に中東部を中心に食べられている特産品、それがとうふちくわです。
普通のちくわは白身魚のすり身で作られているのですが、そこに木綿豆腐が加わっているのがとうふちくわの特徴。
加えられてというのは表現がおかしいかもしれません。
何しろ白身魚3に対して豆腐は7、豆腐の方が圧倒的に多く配分されているのです。
そうして作られた生地は、焼くのではなく蒸されます。
材料も調理方法も違うちくわ、見た目も白くて食べてみるとふわふわでちくわとは違った味わいが楽しめます。
とうふちくわの歴史
取りあえず何かを掛け合わせてご当地の味を作って売り出そう、そんな特産品もありますがとうふちくわはそうではありません。
もっと昔、江戸時代より続く歴史ある品です。
鳥取と言えば境港など漁業も盛んな地域と思われてるでしょうが、その当時は漁港の開発が遅れていたがゆえに魚がぜいたく品だったのです。
財政厳しい中で質素倹約をとのお殿様の意向もあってうまれたのが、とうふちくわでした。
鳥取と言えば山村が多いことも特徴、大豆は田んぼの畔も含めてさまざまなところで作られてましたから、魚よりも豆腐の方が安価で使いやすかったのでしょう。
そもそもは節約メニューとして生まれたとうふちくわですが、日常だけでなくお祭りに結婚式とさまざまな場面で登場し今も人気の食材です。
とうふちくわを加えずとも、鳥取のちくわ購入金額は25年に渡って日本一となっています。そもそもちくわが好きな県民性もあったみたいです。
とうふちくわの食べ方
お土産で買ってきたとうふちくわ、どう調理するとおいしくいただけるのでしょうか。
わざわざ調理せずとも、そのまま手でちぎったり直接かじりついて食べるのが、もっともおすすめの食べ方となります。
それ以外にも、鳥取県民は生姜醤油を添えてお酒のあてとしたり煮物にサラダ・磯部揚げと焼きちくわと同じように幅広く活用しているみたいです。
食べた感想
というわけで、鳥取市内のスーパーにて、とうふちくわを発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
とうふの比率が高いだけあって、色もとうふっぽいですね。
豆腐入りですから味はもちろんあっさりしています。
そして、噛むほどに魚の旨味がしっかりと感じられて、そこに大豆のほのかな甘みもあり、おいしいです。
柔らかいからこそ、お年寄りもお子さんも食べやすくなっていていい食材ですね。
通販で買える?
とうふちくわは、ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれどなかなか行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
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