鳥取県はカレーの消費量が日本一です。
そして、カレーの名脇役であるらっきょうも生産量は日本一。
平成17年には「砂丘らっきょう」が商標登録され、立派なブランドらっきょうとなっています。
目次
鳥取のらっきょうの歴史
砂丘らっきょうは、鳥取大砂丘に隣接する砂丘地で栽培されているらっきょうです。
「らくだ種」のらっきょうで、シャキシャキとした歯ごたえと白い果肉が特徴です。
カレーとコンビという意識を持たれてる方には意外かもしれませんが、すでに江戸時代頃には鳥取にてらっきょうの栽培が始まっていたようです。
参勤交代の付き人が小石川薬園から持ち帰ったのが始まりだとか。
大正時代ともなると、より本格的な栽培がおこなわれるようになっています。
そもそものらっきょうの原産地は中国です。
薬用として日本へ伝わって、やがては野菜としての地位を得たのです。
らっきょうはとても強い植物で、だからこそ砂丘地でも育てることができました。
遮るものがないからこそ夏場の表面温度は60度以上、一方で冬になると雪が降りつもるのですから鳥取砂丘は大変に過酷な環境です。
そんな場所であってたくましく育つ砂丘らっきょう、育てやすさが鳥取に根付いた理由と言えます。
らっきょうの時期
7月から8月頃に植え付けられたらっきょうは、秋ごろに花が咲きます。
らっきょうは知っていても、どんな花が咲くかはご存じない方が多いと思いますが、らっきょうは紫色のきれいなお花が咲きます。
その頃、砂丘はまるで紫色の絨毯を敷き詰めたようになっています。
素敵な景色を見たいのであれば、秋に訪れることをおすすめします。
そして翌年の6月に収穫されることとなります。
甘酢漬け以外にも塩漬け・しそ漬け・黒酢漬けとさまざまな食べ方がありますが、お漬物だからこそ年間を通じて食べることが可能です。
とはいえ新鮮なものを生でいただいてこそおいしいのです。
6月ごろお越しください。
味噌マヨネーズに付けて食べれば、シャキシャキとした食感が楽しめます。
天ぷらにしたり焼いたり、なんとジャムにすることもあるそうで、決してカレーの添え物というだけの野菜ではないことがわかるでしょう。
厳しい環境で育っているからこそ、他の地域のもの以上に歯ごたえがしっかりしている鳥取らっきょうは、らっきょうが苦手な方でも食べられるほどです。
健康のためにもらっきょうを
らっきょうには、ビタミンB1を活性化するアリシンという成分が含まれています。
血液をサラサラにしてくれる効果を持つらっきょう、1日にたった4粒食べるだけでも違うそうです。
健康のためにも、らっきょうを日々の暮らしに取り入れてみてはいかがでしょう。
当然さまざまなお漬物はお土産としても売られています。
味付けが変わったら気分も変わって、毎日毎日らっきょうでもあまり苦にはならないはずです。
ちなみにらっきょうのジャム、カレーに添えると合うようです。
食べた感想
というわけで、鳥取市内のスーパーにて、らっきょうの甘酢漬けを発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
今回は、鳥取カレーと一緒に食べました。
身が大きくで、シャキシャキとした身が詰まった歯応えあるのが印象的です。
カレーを食べた後に食べると、シャキっとした食感と甘酸っぱさがカレーの辛さを和らげてとても美味しかった~!!


通販で買える?
鳥取のらっきょうは、ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれどなかなか行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
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