秋田県で親しまれている「しとぎ豆がき」を知っていますか?
この名前だけでは、どんなものか想像するのは難しいかもしれないですね。
「しとぎ」という言葉の説明を含めて、どんな食べ物なのかということと、その入手方法を一緒にご紹介していきます。
今回は、しとぎ豆がきのカロリーや賞味期限、特徴などについてご紹介させていただきます。
目次
米の次の状態
「しとぎ豆がき」の「しとぎ」ってなんだろう?って思いますよね。
しとぎ豆がきの前にまずはこちらの説明をしておきましょう。
漢字にすると「粢(しとぎ)」と書きます。
粢(しとぎ)は、水に浸し、柔らかくなった生米をついて、粉にして水でこねて丸めた食べ物のことを言います。
これはお餅の原型とも言われており、すべての加工の始まりの状態でもあるんです。
砂糖を加えればお菓子となり、火を加えて丸めたら餅になり、平らにして焼けば煎餅になります。
まさにお米の次の状態なわけですね。
しとぎは、はるか昔から神前へのお供え物としてなくてはならない存在でした。
生活に根付いたものでありながら派手さのないもの。
餅が有名な特産物は数あれど、しとぎを用いたものはあまり知られていません。
しとぎを使ったお菓子
そして今回の「しとぎ豆がき」についてです。
こちらは「しとぎ菓子」のひとつになります。
前述のとおり「餅の原型であるものを使った菓子」であることはおわかりいただけたかと思います。
種類は全部で5つ。
しとぎ豆がき・しとぎ餅・しとぎ紗舞玲(サブレ)・しとぎ最中・しとぎ味噌がき、となっています。
そのなかでも人気が高いのがしとぎ豆がきなんです。
簡単に言ってしまうと豆せんべいのことですね。
雪深い秋田県。
のし餅を軒先に吊るし干し餅を作る習慣がありました。
焼いて食べても揚げて食べてもおいしい保存食です。
そんなお餅に黒豆を混ぜ込んだのが黒豆餅。
それをカラッと焼いたら黒豆煎餅のできあがりです。
米どころがつくるおせんべいですからおいしいのは間違いありません。
安くておいしいおせんべい
作っているのは「秋田粢菓子 一乃穂(いちのほ)」というお店です。
昭和11年創業で5種類のしとぎ菓子の製造販売をしています。
おせんべいは身近でも売っているし、特に若い人だと尚更なかなかお土産としては選ばない傾向にあるかと思います。
が、レベルが違います。
まずは一度食べてみてください。
市販品との違いに愕然としますよ。
お値段が手ごろなのもとても魅力的です。
化粧箱に入っておらず、個包装のものを一袋にまとめたものなら20個入りで648円です。
安いですね。
気軽な気持ちでお試しできるのでまずは実食あるのみですね。
カロリーや賞味期限は?
カロリーは?
100gあたり445kcal
賞味期限は?
60日間
食べた感想
というわけで、秋田駅にてしとぎ豆がきを発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
サクサクと程よい硬さで、食感もいいですね。
塩気はそれほど強くなく、黒豆の風味や素材の美味しさがしっかり感じられます。
なるほど、これはスーパーに売っている市販品とはまた違いますね~。
通販で買える?
ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれど、なかなか現地まで行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
最後に
いかがでしたか?
今回は秋田県の銘菓「しとぎ豆がき」をご紹介しました。
じつは、地元の人でも5種類あることを知らないことも多いほど、豆がきが大人気なんですよ。
また、ネットでお寄り寄席できるのは5つのうちの4つ。
最中は含まれていません。
そして日持ちがしない餅は、詰め合わせにすると中に含まれなくなってしまいます。
全てを味わいたいなら現地に足を運ぶしかないというわけです。
まずは豆がきから、お試しされるのはどうでしょうか。
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