秋田県のお土産物としても有名な「諸越(もろこし)」というお菓子を知っていますか?
若い人には馴染みがないかもしれませんが、古くから作られ続けているお菓子なんです。
今回は、諸越の特徴や歴史と、その味の感想などについてご紹介していきます。
品名 | 諸越 |
---|---|
都道府県 | 秋田県 |
ジャンル | 郷土菓子 |
製造者 | 複数社あり |
原材料 | 砂糖、小豆粉 |
賞味期限 | 4~6カ月ほど |
購入した場所 | 秋田駅 |
目次
諸越とは?落雁との違いは?
諸越は「秋田諸越」とも呼ばれており、落雁の一種です。
一般的に落雁は米粉を主原料としています。
その点諸越は、響きから「とうもろこし」からできていると勘違いされることもありますが、諸越の原料はとうもろこしではなく小豆の粉を使用しています。
粉にするときに赤い外皮を取り除いているので真っ白になるんです。
小豆粉と砂糖を木などで作った枠に詰め乾燥させて固め、枠から外して焼き上げたら完成です。
型に詰めて固めて打ち出して作るため「打ち菓子」と呼ばれます。
機械で大量生産もできるようになりましたが、打ち師と呼ばれる技術を持った職人が作るものは別格です。
現在ではその技術を持つ人も数少なくなっているのが現状です。
食べた感想
というわけで、秋田駅にて諸越を発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
一口食べると、小豆の優しい甘味が口いっぱいに広がります。
甘味と言っても、とてもあっさりしているので食べ心地はいいですね。
食感は、乾いて硬そうにも見えますが全然そんなことはなく、口に入れるとさらっと溶けていくようになくなってしまいます。
濃い緑茶・抹茶によく合いそうですね。


諸越の歴史
諸越の元祖といわれているのは「杉山壽山堂(すぎやまじゅさんどう」というお店といわれています。
創業は1705年。江戸時代の中期にあたります。
作ったのは初代杉山良作という人です。
秋田の特産である小豆粉を使って作った菓子を藩主へ献上したところ、大変気に入れられ御用商品の命を受けることとなりました。
名前の由来は、藩主が「諸々の菓子を越えて風味よし」と言ってそれを名前にしたということです。
その後も何度も訪れた名士に献上され賞賛を得たり、各種の賞を得ている歴史と名誉を受けているお菓子を作り続けています。
形も味もさまざま
昔ながらの諸越は砂糖や和三盆を用いて作られていますが、現在では黒糖や抹茶、シナモンを使って色や味わいを楽しめるようになっています。
また、型さえつくれば形も絵柄も思いのままなので、お土産物店などをのぞいてみると、たくさんの種類を見かけることができます。
四角い諸越のひとつひとつがまるでパズルのピースのようになっていて、箱の中で一枚のえになっているものは特にお土産にピッタリです。
賞味期限は?
賞味期限は?
4~6カ月
通販はできる?
ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれど、なかなか現地まで行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
最後に
いかがでしたか?
今回は秋田県の銘菓「諸越」の歴史とその味についてご紹介しました。
元祖のお店、杉山壽山堂は秋田県内にとどまらず、25都道府県のデパートなどにお店が展開されています。
もしかしたらお住いの近くにもあるかもしれませんよ。
他にもたくさんのお店で諸越は販売されているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。