日本の三大うどんを知っていますか?
まず、あの有名な香川の讃岐うどん・群馬県の水沢うどん(もしくは長崎県の五島うどん)。
そして秋田県の稲庭うどんです。
細いうどんということで認識している人も多いかもしれません。
今回は、そんな稲庭うどんの特徴とその歴史、おすすめの食べ方をご紹介します。
品名 | 稲庭うどん |
---|---|
都道府県 | 秋田県 |
ジャンル | うどん |
食べた場所 | 佐藤養助 |
目次
稲庭うどんって、どんなうどん?
稲庭うどんの特徴はまず、見た目がうどんの割には細いということです。
麺の形も平麺になっています。
普段食べ慣れているうどんはもちもちしていて、コシがあるものが主流の場合が多いかと思います。
しかし、その特徴はどちらも稲庭うどんにはありません。
それは製法がまったく違うからです。
踏んでコシをだして、たたんで切るイメージのうどん。
稲庭うどんはでんぷんを使って打ち粉をし、手延べで麺を伸ばしていきます。
練って、縒りをかけ(綯う/なう)、伸ばして干す。
そうすることでのど越しのよい食感が生まれます。
どちらかといえば冷や麦やそうめん寄りの稲庭うどん。
そうめんも手延べで作られますが、そうめんのように表面に油が塗られるようなことはありません。
通常は乾麺として販売されますが、秋田県内やアンテナショップなどでは半生の状態で売られているものを見かけることができます。
佐藤養助で食べた感想!
というわけで、秋田県に行った際に稲庭うどんを食べてきました!
今回、食べに行ったのは秋田駅にある佐藤養助です。
佐藤養助は評判がとてもよくかなり有名なので楽しみ!
細麺ならではのツルツルとのど越しがよい感じで、コシもしっかりあってとっても美味しい!
麺が細いので、出汁つゆともよく絡みます。
なんか、とっても瑞々しいのも印象的ですね。
確かにお値段は少々高めのうどんではありますが、他のうどんでは中々感じられない上品な美味しさでしたよ。


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昔は高級うどんだった
稲庭うどんの誕生はなんと江戸時代までさかのぼります。
それは1665年、稲庭地区の小沢で佐藤市兵衛が地元で獲れた小麦粉を使って作り始めたのがはじまりといわれているのです。
つるっとした上品なのど越しは評判を呼び、その職人技を初代稲庭吉左衛門が受け継ぎました。
そして秋田藩主の御用達となり、将軍家や諸藩の大名にも贈答品として贈られるようになっていくのです。
製造当初は一子相伝でほかに作り方を洩らさなかったため、まさに特別な人しか食べることのできない貴重なものでした。
いまでは製造業者も増え、昔より手に入りやすくなりました。
それでもその上品な味わいは、やはり送られてうれしいものという地位を残しています。
冷たいうどんがおいしい!
稲庭うどんをたべるならおすすめのスタイルは断然ざるうどんです。
茹で上がった麺を冷たい水で締めることで稲庭うどん独特ののど越しを味わうことができます。
自分で茹でる場合は鍋の大きさと水の量がとても大切になってきます。
大きな鍋(できれば寸胴のようなもの)でたっぷりのお湯(1人前で1リットルが目安)で躍らせるように茹でます。
そうすることで麺同士がくっついたり、打ち粉のでんぷんがお湯に溶けたときのべたべたが麺に移ってしまう心配がなくなるからです。
茹で上がった麺はもむようにしっかり洗ってぬめりを落としていきます。
細くて茹で時間が短く済むので暑い夏にもぴったりです。
また消化にやさしいうどんでもあるので、体調を崩したときや、赤ちゃんの離乳食にもピッタリなんです。
お出汁でにゅうめんのようにするとほっとあったまる一品になります。
離乳食用なら乾麺の状態で既に細かくカットされている「まごうどん」という商品があります。
お好みの硬さに茹で、ぬめりを取ったら初めて食べるおうどんにぴったりです。
くつくつ煮込んで雑炊のようにしたりなどアレンジ次第でいろいろ楽しめます。
通販で買える?
ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれど、なかなか現地まで行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
最後に
いかがでしたか?
今回は日本三大うどんのひとつでもある「稲庭うどん」をご紹介しました。
贈答品としてのイメージがいまだ強いですが、格安でその味を楽しむこともできちゃうんです。
それが「稲庭うどんのはしっこ」です。
手延べすると、どうしても端の部分が売り物にならず出てきてしまいます。
ちょっと短くてすすりにくいですが、味は一緒。
むしろこっちのほうが好きという人もいるくらいなんです。
食べてみたいけど手が出しにくい…と思った方ははしっこで検索してみてください。
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