皆さんは母恵夢というお菓子をご存知でしょうか?
漢字を見ただけでは読み方も分からない方もいるかも知れませんが、母恵夢は「ぽえむ」と読みます。
この不思議な名前をしたお菓子は、愛媛県で製造・販売されていて、バターが香る優しい味わいから大人気のロングセラー商品です。
今回は、そんな母恵夢のカロリーや賞味期限、特徴や食べた感想などについてご紹介いたします。
品名 | 母恵夢 |
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都道府県 | 愛媛県 |
ジャンル | 和洋折衷のお菓子 |
製造者 | 株式会社母恵夢本舗、株式会社母恵夢 |
原材料 | 生餡(国内製造)、砂糖、小麦粉、卵、砂糖結合水飴、マーガリン、バター、水飴/トレハロース、ベーキングパウダー、香料、乳化剤、酸化防止剤(V.E)、着色料(カロテノイド)、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆を含む) ※株式会社母恵夢 |
賞味期限 | 製造から45日間 ※株式会社母恵夢 |
カロリー | 母恵夢・1個あたり151Kcal ベビー母恵夢・1個あたり89Kcal ※株式会社母恵夢 |
購入した場所 | 松山空港 |
お値段 | 母恵夢 袋6個入746円(税込) ベビー母恵夢 袋6個入540円(税込) ※株式会社母恵夢 |
目次
母恵夢の特徴
母恵夢は、愛媛県今治市に本社を置く株式会社母恵夢本舗と、そこから独立して同県東温市に本社を置く株式会社母恵夢によって製造・販売されているお菓子です。
母恵夢自体は、白餡に卵の黄身を加えた黄身餡を、バターを使った口溶けのいいビスケット生地で包んだ乳菓の一種です。
しっとりと軽い生地には、北海道産のクリーミーなフレッシュバターがたっぷりと使われていています。
また、黄身餡には、北海道産の高級いんげん豆を丁寧に炊き上げた白餡に、新鮮な卵黄が丁寧に練り込まれています。
そうした、こだわりの新鮮な材料に加えて、熟練の職人が素材の持ち味を最大限に引き出すべく技法を凝らしているのが母恵夢の美味しさの秘密です。
その時の気温や湿度、原材料の水分量によって、生地や餡のコンディションは毎日絶え間なく変化します。
そんな微妙な変化を見極めて、オーブンの火加減や焼き具合を調整するのは、機会任せにはできない仕事で、経験豊富な職人技に頼るしかないのです。
そうした職人の手仕事で、一つずつ丁寧に焼き上げられたのが母恵夢なのです。
スタンダード版の母恵夢は少し大きめの円形で、相応のボリュームがありますが、それを食べやすいサイズに小型化したものとして、四角形のベビーポエムも製造・販売されています。
買ってきました!実食レポ
というわけで、松山市内のスーパーにて「ベビー母恵夢(ポエム) 袋8個入 税込¥638」を発見!
実際に味わってみるべく購入してみました。
名前のイメージ通り、かわいらしいパッケージですね。
まず、食べた瞬間にバターの甘い香りが口いっぱいに広がります。
ホクホクとして柔らかな黄身餡は、濃厚でありながら甘すぎない優しいお味です。
お茶やコーヒーのお供に、子供から大人まで誰にでも愛されるお菓子だろうと思いました。


母恵夢の発祥
母恵夢の誕生は、昭和25年(1950年)にまで遡ります。
当時、愛媛県今治市で和菓子店「菓舗権太」を営んでいた創業者の岡田運太郎が、「バター万十(饅頭)」として売り出したのが始まりです。
当時は、バターや卵を使った乳菓はまだ珍しく、新しい時代の幕開けを象徴するモダンなお菓子として、また手軽に贅沢な気分を味わえる一品として注目を浴びました。
そんなバター万十でしたが、昭和28年(1953年)に岡田運太郎の友人でフランスへの留学経験もあったある洋画家がその味わいに注目し、「この味は、まさにポエムだね」と絶賛しました。
フランス語で詩を意味するポエムという言葉を、お菓子に用いるあたり、いかにも芸術家らしいと言えるでしょう。
しかしながら、岡田運太郎はこの感想に感銘を受けて、バター万十の名をポエムと改めることにしました。
母・恵・夢の漢字を当てはめて「母恵夢」の名前が完成したのです。
この改名は大成功し、母恵夢は連日売り切れてしまうほどの大人気商品となりました。
そればかりか今日に至っても売れ続けており、異例のロングセラー商品ともなっているのです。
現在では母恵夢は愛媛県のみならず、周辺県も含めた瀬戸内一帯で親しまれている銘菓として、広く知られるようになっています。
カロリーと賞味期限は?
カロリーは?
母恵夢・1個あたり151Kcal ベビー母恵夢・1個あたり89Kcal ※株式会社母恵夢
賞味期限は?
製造から45日間 ※株式会社母恵夢
どこで買える?通販は?
母恵夢は製造元である株式会社母恵夢本舗及び株式会社母恵夢の直営店舗はもちろんのこと、松山空港や松山自動車道の石鎚山サービスエリア及び伊予灘サービスエリア、愛媛県内の各小売店や土産物店で販売されています。
最近では愛媛県以外の、周辺の瀬戸内の各県でも販売されており、母恵夢の絶大な人気ぶりを窺わせます。
そうした中でも、とりわけ今治市にある母恵夢本舗の本店は、建物の上に城のような構造物が設置されていて、とてもインパクトのある外観で知られています。
母恵夢はインターネット上の各通販サイトでも取り扱われており、全国どこからでも取り寄せることが可能です。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
最後に
懐かしいクリーミーな味わいの母恵夢は、愛媛県を代表する銘菓としてすっかり定着しています。
一人でたっぷりと味わいたいなら、ボリュームたっぷりの通常の母恵夢を買えばいい一方、土産品として配るのにちょうどいいベビーポエムも発売されているのが嬉しいところ。
愛媛県へ旅行などで立ち寄った際に買うのもいいですが、通販サイトを使えば全国どこからでも取り寄せられ、いつでも味わうことができますよ。