沖縄で食べられる餅菓子の「ムーチー」を知っていますか?
寒い時期になると見かけることが多くなるもので、毎年イベントのように食卓に登場します。
今回は、ムーチーとはいったいどんな食べ物なのか?何のために食べるのか、その理由をご紹介します。
品名 | ムーチー |
---|---|
都道府県 | 沖縄県 |
ジャンル | 和菓子、餅菓子、郷土菓子 |
製造者 | 複数社あり |
賞味期限 | 3~6日ほど |
購入した場所 | 那覇市内のスーパー |
目次
ムーチーってどんな食べ物?
ムーチーは沖縄の方言で餅のことを言います。
漢字で書くときは「鬼餅」と書くこともあります。
見た目は、葉っぱにくるまれた餅です。
餅粉に砂糖をまぜて、水を加えてこねた生地を、月桃の葉でくるんで蒸して火を通しています。
ちなみに月桃はショウガ科の植物なので、包むことで殺菌の効果も期待できます。
砂糖を黒糖にしたり、紅イモやウコンを入れたりして色と味のバリエーションを出したものもあります。
食べ物を包む葉のことを方言で「カーサー」というため「カーサームーチー」ということもあるようです。
食べた感想
というわけで、那覇市内のスーパーでムーチーを発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
茶色いのは黒糖、紫のは紅芋味です。
食べてみると月桃のスッとする独特の香りが鼻に抜けます。
トロっと柔らかめの餅なのでおやつにぴったり。
ほのかに自然な甘さがする、美味しいお餅でしたよ。
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ムーチーの日
カレンダーにも記されるムーチーの日。
沖縄でムーチーを食べるのは旧暦の12月8日(新暦の1月~2月)。
この日はムーチーの日と呼ばれ、厄払いのためにお供えしたり食べられたりします。
沖縄県内で販売されているカレンダーにはちゃんと「ムーチーの日」が印字されていることも多いです。
昔から語りづかれている民話で、鬼になってしまった兄に妹が好物の餅つくり、それを食べさせている隙に崖から突き落として退治したというお話があります。
それで「鬼餅」と書かれることが多いわけです。
また、子供や家族の健康を祈願するという意味の日でもあるのです。
子どもの数だけムーチーを大根を干すように縄で結んで天井からぶら下げたりするんですよ。
昔は赤ちゃんが生まれて初めて迎えるムーチーの日は「初ムーチー」と呼ばれ、ご近所さんや親戚などにムーチーを配ることもあったようです。
毎年ムーチーの日が近づくとスーパーやコンビニでたくさんのムーチーが販売されます。
まるで、節分の恵方巻のようにお店にたくさん並ぶムーチーは圧巻ですよ。
月桃の葉で包むので見た目はみんな一緒なのですが、味はたくさん選べるんです。
先にも挙げた黒糖や紅芋・ウコンの他にもあんこやかぼちゃによもぎなどなど。
そのため月桃をしばる紐の色で中がわかるようにしてあることが多いです。
時間たつと硬くなりがちなので、ちょっとレンジであたためてとろとろにして食べる、なんて方法もあります。
また、ムーチー好きな人はこの時期しか手に入らないのでたくさん冷凍していつでも食べれるようにする、なんてこともあるようです。
通販はできる?
ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれど、なかなか現地まで行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
最後に
いかがでしたか?
今回は沖縄県で毎年決まった時期に食べられる伝統的なお菓子「ムーチー」をご紹介しました。
今では通年で見かけることができますが、山のように積まれて売られるムーチーの日の売り場は圧巻ですよ。
毎年手作りする人もいるようですが、蒸し器がないと難しいですよね。
出来上がったものをお取り寄せすることもできますので、その風味が気になる方はぜひ調べてみてください。
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