長野県のお菓子に「みすゞ飴」というものがあります。
いわゆる寒天を固めたタイプのお菓子なのですが、このお菓子には歴史があります。
今回は、こちらのみすゞ飴(みすず 飴)のカロリーや賞味期限、歴史などをご紹介していきます。
目次
最古の飴屋からヒント得たみすゞ飴
みすゞ飴が生まれたのは大正8年のことです。
長野県上田市の飯島商店の飯島新三郎が考案しました。
その時に参考にしたのが日本最古の飴屋が作った翁飴です。
麦芽の水飴と寒天を練り固めた翁飴。
これに果物を練りこむことを考え商品化しました。
フルーツがたくさんとれる長野ならではのアイデアですね。
万葉集でも詠まれている「みすゞかる信濃の国」から「みすゞ飴」という名前になりました。
今も昔も変わらないこだわりの製法
安心して食べれる安全でおいしいお菓子。
それが飯島商店のこだわりです。
国産で無着色・無香料。
使われる果実は完熟して一番おいしく香りもよいもの。
いうのは簡単ですがそれをやり続けることは大変です。
これだけ技術が発展した現代でもみすゞ飴は職人の手により手作りされています。
果実を絞り、果汁と水飴と砂糖と寒天を練りこんで煮詰めます。
煮詰めた飴を箱に入れ固め大きな包丁で正確に切って形を整えていきます。
その飴にひとつずつオブラートを巻きつけて乾燥させると完成です。
この作業のひとつひとつが職人の技が必要な繊細なお菓子です。
色とりどりに輝くみすゞ飴
当初のみすゞ飴は「あんず・いちご・りんご」の3つの味でした。
今は「あんず・りんご・うめ・三宝柑・ぶどう・もも」の6種類です。
特に、この三宝柑という柑橘はみすゞ飴の社長が惚れ込んでつくったもので、今現存する三宝柑はみすゞ飴を作るために栽培されているというくらい数が少ない貴重な果実です。
色鮮やかな飴は、セロハンに巻かれた中の色が透けて見えるタイプと和紙で放送された厚さの薄いタイプのものの2種類で販売されています。
それぞれの果物の味を楽しめるくにゃんと柔らかい飴。
老若男女問わずに人気があります。
最近では小さくカットしてバニラアイスにトッピングするいわゆる「映える」食べ方もされています。
カロリーや賞味期限は?
カロリーは?
100gあたり338kcal
賞味期限は?
180日
食べた感想
というわけで、長野駅にてみすゞ飴を発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
食感は、グミとゼリーを足して2で割ったぐらいの堅さです。
一口食べると、優しい甘さとフルーティーな香りが口いっぱいに広がります。
着色料や香料を一切使っていないので、お子さんのオヤツにも良さそうですね。


通販で買える?
ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれど、なかなか現地まで行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
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