柑橘系の果物と言えば、みかんやグレープフルーツを真っ先に思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
ちなみに、みかんの皮には栄養がたっぷり!でもそのままでは食べらませんよね。
ですが、皮ごとそのまま食べられる柑橘類に、金柑があります。
今回は、宮崎の完熟きんかん「たまたま」についてご紹介させていただきます。
品名 | 宮崎完熟きんかん「たまたま」 |
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都道府県 | 宮崎県 |
ジャンル | 柑橘類 |
購入した場所 | 近所のスーパー |
旬の時期 | 1月下旬~3月 |
目次
金柑「たまたま」とは?
金柑「たまたま」は、宮崎のブランド金柑で、正式名称は「完熟きんかん たまたま」です。
もう一つの「完熟金柑 たまたまエクセレント」も有ります。
金柑の品種の中でも非常に大きな品種で、宮崎の温暖な気候と太陽の力で育った金柑は、本当に太陽のようにピカピカしています。
「たまたま」という名前も見た目にピッタリですが、名前の由来は、「美味しいきんかんが、時々、たまたま偶然にしかならない」ところからきているそうです。
宮崎県は、元々金柑の生産が盛んでした。
金柑の日本全国での生産量が3500tで、そのうち2500tが宮崎県産です。
金柑「たまたま」という一度聴いたら忘れないネーミングは、2010年に誕生しました。
その前は「丸かじり」というブランド名でした。
「丸かじり」出来る果実は他にもありますから、「たまたま」というブランド名のインパクトで一気に知名度が上がりました。
金柑「たまたま」は、宮崎県の経済連さんの商標ブランドです。
県内のJA以外の個人の農家では「たまたま」という名では出荷できません。
栽培の際、花が咲いてから結実するまで7か月以上経過した物を出荷するなど厳重な管理の元栽培されています。
ですので11月から12月に出荷される金柑は「ハウスきんかん」として出荷しなければいけません。
宮崎県の農家のみなさんや、宮崎県のブランド推進本部の方々の本気が伝わってきますね。
食べた感想
というわけで、近所のスーパーで金柑「たまたま」を発見!
実際に味わってみるべく購入してみました。
光沢があって、見た目がすごくキレイですね。
お味の方は、皮の部分が甘く、果肉の部分が程よい酸味でバランスが絶妙です。
一口サイズで皮も軟らかくて、とっても食べやすいのも良いですね。
次のシーズンは、さらに大きくて糖度が高い実だけを集めた「完熟金柑たまたまエクセレント」も食べてみたいです・
皮ごと食べられて栄養満点!
みかんやグレープフルーツなどは、食す時にほぼ、必ず皮をむいて食べますよね。
みかんを始めとする柑橘類の皮には、実は多くの栄養が含まれています。
けれど栄養や美容に良い成分が多き含まれていても、中々皮まで食べる方は少なのでは無いでしょうか。
柑橘類の皮に多く含まれる成分としては、ビタミンⅭ、カリウム、ペクチン、クエン酸などが挙げられます。
ビタミンⅭは、免疫力の向上が期待できますし、カリウムは、体内の余分な塩分を排出効果が有り、ペクチンは腸内環境を整える効果が有ります。
クエン酸は体力の回復効果が有ります。
また、ガン抑制効果があるといわれるΒ(ベータ)-クリプトキサンチンも多く含まれています。
このような有効成分を取りたいと思ったら皮を食べるのがお勧めですが、食べられるような加工や調理は手間な上、加熱してしまう事で栄養成分が失われてしまうのです。
そこで、栄養ある皮を食べたいけど、調理する時間は無い、、。そんな方にお勧めなのが、金柑「たまたま」です。
金柑と言うと甘露煮やジャムなど加工して食べる方も多いでしょう。
金柑は皮の部分が少し苦みを感じる物も有りますが、金柑「たまたま」は、そのまま皮ごと食べられるのが特長です。
そのまま食べるだけあって表皮がとても柔らかいのも特長です。
もちろんそのまま食べることが出来るのは農薬を極力使用せずつくられているからです。
ワックスも不使用です。
外で作られる露地栽培の金柑と違いハウス栽培である事が生食を可能にしています。
冬の寒い時期の風邪予防にピッタリですね。
糖度や時期はいつ頃?
金柑「たまたま」糖度は、なんと16度以上という結果も出ています。
一般的な甘いミカンと言われるものでも10度ほどですので、そのすごさが分かります。
そして、収穫、出荷時期は概ね1月下旬~3月までの期間です。
丁度風邪やインフルエンザなどが流行する寒い時期と重なっていますね。
寒い時期の体調管理の一環として金柑「たまたま」取り入れてみてはいかがでしょうか。
おいしい食べ方
そのまま食べるのも良いけど、ひと手間加えてマーマレードや甘露煮にするのもおススメです。
(1) マーマレード
(材料)
・きんかん・・・500g
・水・・・・・・・・150cc
・クエン酸・・・5g
・砂糖・・・450g
○作り方
1、まず、きんかんをよく洗い、横に厚さ3mm位の輪切りにして種を取り除き、2%の食塩水に12時間ほど浸して苦味を抜きます。
2、その後よく洗い、水切りしてから鍋に入れ、ひたひたになる位の水とクエン酸を加え火にかけます。
3、沸騰してから砂糖を2~3回に分けて加えます。
3、アクを取り除いてから火を止め、一晩そのままにしておきます。
4、再び火にかけて、焦がさないよう煮詰めれば完成です。
(2) 甘露煮
(材料)
・きんかん・・・500g
・しょうゆ・・・ごく少々
・砂糖(白ざらめ)・・・350g(きんかんの70%)
○作り方
1、きんかんをよく洗い、煮えたときにはじけないように竹ぐしなどで数か所穴をあけます。
2、穴をあけたきんかんをほうろう鍋に入れ、かぶるくらいの水を加え、弱火で煮つめます。色が透き通ってきたら、苦味の程度をみて、ゆでこぼし、水を替えて再び弱火で煮ます。(ゆでこぼす必要のない時は、いったん火を止め、そのまま冷めるまで蒸らします)
3、上記に、分量の白ザラメを二度に分けて加え、弱火で煮つめ、煮汁がとろみをおびてきたら、少量の醤油をいれて完成です。この時、醤油を入れすぎないように注意しましょう。
金柑「たまたま」は通販で買える?
金柑「たまたま」は通信販売で購入することも可能です。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
まとめ
今までの金柑のイメージを覆す、宮崎のブランド金柑「たまたま」は、全国的にも人気が上がってきています。
みかんよりも一つ一つの大きさは小さいですが、金柑の中ではとても大きい金柑「たまたま」。
栄養がギュッと詰まっていて一つ食べるだけでも多くの栄養が取りこめます。
家族で楽しみながら健康促進も良いですし、贈り物としても間違いない逸品です。
旬の期間は短いので購入したい時にもう来年まで購入できないとなっては悲しいですね。
ぜひ宮崎の太陽のようなおいしさを味わってみてください。