日本には色々な名前のそばがありますが、「へぎそば」って聞いたことはありますか?
今回は、少し薄緑色をした新潟県の郷土料理「へぎそばの特徴や発祥」についてご紹介させていただきます。
目次
へぎそばとは?
へぎそばの「へぎ」っていったい何だろうって思いません。
「へぎ」とは器(うつわ)の事。
「へぎ⇒剥ぎ(はぎ」と訛ったとも言われていて、木を剥いだ板を敷いたものがへぎ(片木)になります。
このへぎ(片木)の器に盛ったそばの事をへぎそばと言います。
じゃあへぎ(片木)に盛ったそばならへぎそばで普通のそばと変わらないの?と思うかもしれませんんが違います。
何といってもへぎそばの一番の特徴はつなぎにあります。
一般的なそばのつなぎには小麦粉や山芋などが使用されますが、へぎそばのつなぎには布海苔(ふのり)という海草が使用されています。
見た目は薄深緑色をしていて、海草の布海苔特有のツルツルとしたのど越しと食感が味わえます。
また、薬味に関しても通常のワサビではなく刻みネギとからしを使用。
からし?と思う方も多い思いますが、魚沼地方ではワサビが取れなかったとか・・。
その為、からしを代わりに使われるようになったと言います。
へぎそばの発祥とは
先ほど紹介した布海苔は本来、織物の糊つけや工芸品、整髪料などで使用されていて、新潟県魚沼地方と言えば織物産地でありました。
織物産地特に着物づくりに使用していたようです。
身近な素材ですぐに入手できる布海苔に目をつけたのが小島屋総本店の創業者重太郎さん。
「なんとかこの布海苔を使ってそばに出来ないだろうか?」と試行錯誤の上出来たそうです。
凄いですよね~!! 発想力と努力の結晶です。
見た目も美しい!
そばと言えば、うつわに山盛りに盛り付けられたのがほとんどになりますが、へきそばは見た目も美しく盛りつけられています。
へぎの器に一口ずつ丸めて盛り付けられて見た目も鮮やかです。
これは「おかぜ」という着物づくりにかかせない絹糸を束ねた姿とよく似てて、新潟県魚沼地方の織物とそばの深いかかわりが感じられます。
この盛り付けは別名「手振りそば」とも呼ばれています。
食べてみた感想!!
というわけで新潟県で「へきそば」食べてきました~。
あら?ネギはわかるけど、からしではなくワサビ???昔はからしで食べていたって事なのかな?
細かい事は置いといて早速いざ実食!!
お~みんなが言っているのど越しってこれか~。
海草さーん!!海草さーん!!いい仕事してるぞぉ~!!
これは絶対に冷たいそばが合うお蕎麦だと私は思う!!
通販で買える?
へきそばは、ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれどなかなか宮崎県に行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
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