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ハトシ ~長崎の郷土料理。カロリーやアレルギー、発祥や食べた感想など

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いきなりですが問題です。

ハトシとは何の名前でしょうか?

知らない人にとっては、全く、全然、コレッポッチもわかりませんね。

ちょっと風変わりなこの名前は実は食べ物なのです。

ハトシを聞いたこともなかったあなたも、これを読めば最後には必ずや食べてみたいと思うようになっているはずです。

 

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長崎ハトシとは?

ハトシロール

ハトシは長崎では軽食やオヤツとして、当たり前に食べられている食べ物です。

でも一方では、高級料理の中の一品としてなくてはならない、伝統的な伝承料理でもあります。

このハトシがどんな料理かをザックバランに説明するなら、食パンに海老のすり身を挟み込んで、油で揚げた食べ物となります。

かなり乱暴にいうと、海老入りの揚げホットサンドでしょうか。

 

これで何となくハトシの輪郭は浮かんできましたでしょうか。

長崎の一般的な軽い食べ物としては、そのイメージで結構です。

でも、高級料理の一つとして伝承される、伝統的郷土料理としては、今ひとつイメージが湧いてきません。

それを理解して頂くためには、少々お勉強をお願いしなくてはなりません。

 

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名前の由来

ハトシという日本語とは思えない名前は、それもそのはずで元は中国語なのです。

広東語でハート―シーと発音し、漢字にすると蝦多士や蝦吐司などと書きます。

蝦がハーで、つまり海老のことです。

多士はトーシ―で、これは英語のトーストを中国語発音した読み方で、漢字は当て字です。

まさに海老入り揚げホットサンドそのものですね。

 

ホットサンドなどというとなんだか今風ですが、このハート―シーは、中国広州で19世紀終わり頃には食べられていました。

19世紀終わりといえば日本は幕末から明治の初めの時代で、だからそんなに新しい食べ物ではないわけです。

 

ハート―シーが広州から中国各地に広がってシャートゥースー、台湾に伝わってへ―トース―、

そして日本の長崎にやって来てハトシとなったわけです。

 

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ハトシと卓袱(しっぽく)料理

ハトシロール

日本にハトシが伝わったのは江戸時代終わりから明治初めにかけてだろうと謂われています。

その頃は日本ではパンなどは貴重品、贅沢品です。

だってパンを常食しているのは長崎出島の南蛮人や紅毛人の外国人だけで、日本国内ではほとんど作られていないのですから。

そんな背景を知りながら、ハトシが長崎の伝統的郷土料理になった経緯を勉強します。

 

そのためにはまず長崎の卓袱料理を理解しなければなりません。

卓袱料理とは長崎特有の郷土料理です。

食事形式は本格中華料理に似て、円卓を複数人数で囲み、大皿に盛られた料理をみんなで取り分けて料理を頂きます。

 

そして特徴的なのが料理内容です。

卓袱料理の発祥は、江戸時代の長崎出島だとされています。

そこに居留していた中国人やヨーロッパ人の大切な交流の一つは会食でした。

この会食が卓袱料理の原点だと謂われています。

長い間にそれらの国の料理が混じり合い、日本料理に大きな影響を及ぼして現在の卓袱料理ができあがりました。

その過程で、日本では高級贅沢品だったパンを使ったハトシが、定番の一品として定着しました。

 

卓袱料理は懐石料理と同様に、出てくる料理の種類が決まっています。

吸い物から始まり、小菜、中鉢、大鉢、水菓子、梅碗と定型があり、ハトシは中鉢で供される揚げ物の一つとして、無くてはならない一品となっています。

 

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長崎市民の味へ

卓袱料理に欠かせない品となっていたハトシも、パンが普及して一般市民が手軽に得られ食べ物になるに従って、当然のこと街中に拡がっていきました。

市中で広く作られ売られるようになると、海老のすり身だけではなく、魚のすり身、豚肉、角煮など色々な材料が使われて味のバリエーションが増えました。

またサンドイッチの形だけでなく、ロール状にパンを巻いたハトシロール、小さな角切パンを散らしたアジサイ揚げなどこちらの種類も増えていきました。

こうした様々な形でハトシは、長崎市民の味として欠かせない郷土料理になったのです。

 

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カロリーやアレルギーは?

カロリーは?

100gあたり156kcal

アレルギーは?

卵・乳成分・小麦・牛肉・大豆・豚肉

上記は、長崎蒲鉾有限会社(長崎一番)の長崎ハトシロール(プレーン)のものです。

 

食べてみた感想

というわけで、長崎空港にてハトシロールを発見!

実際に味わってみるべく購入してみました。

 

右の大きいのがエビ入り(300円)で、左がプレーン(180円)です。

ハトシロール

 

エビ入りの断面

ハトシロール

プレーンの断面

ハトシロール

 

外のサクッとした生地の食感と、海老のプリッとした食感がとても良くて、これは美味しい!

プレーンも良いけど、やっぱりエビが入っていた方が味も食感もワンランク上だと思いました。

小腹が空いたときのオヤツにピッタリで、ビールにもよく合いそうです。

 

トクさん
人気観光地の中華街とかで店頭販売で気軽に食べるもよし!老舗の料亭で郷土料理として味わってみるのもいいかもね!
長崎では給食でハトシが出ることもあるらしいよ!それだけ身近な食べ物なんだね!
メイさん

 

ハトシは通販で買える?

ハトシは通信販売で購入することも可能です。

在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。

「ハトシ」楽天市場の検索結果


「ハトシ」Yahoo!ショピングの検索結果


「ハトシ」Amazonの検索結果

 

まとめ

長崎ハトシがどういう食べ物か、お分かりになったと思います。

手軽な市民の味として親しまれていながら、その実、古い歴史を持つ高級料理の顔もある奥深いハトシです。

長崎は、ヨーロッパに始まり、インドや東南アジアを回って、中国を経て辿り着く、文字通り極東の最終地。

だから色々の食文化が混じり合い、他の街にはない一風変わった珍しい名物が多いのです。

カステラ、チャンポン、皿うどん。新しいところでは、佐世保バーガー、トルコライスなどなど、和洋中折衷の名物が多いようで、そこが長崎ならではなのでしょう。

ハトシはそんな長崎名物の中でも代表的郷土料理となるはずのものです。

是非隠れたこの一品をお愉しみ下さい。

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