今川焼は皆さん食べたことはありますよね?
これほど、全国各地でさまざまな名称が使われている食べ物はなかなかはないのではないでしょうか?
ただ少なくとも、「御座候」は兵庫県のものです。
今回は、御座候のカロリーや賞味期限、名前の意味や由来についてご紹介させていただきます。
目次
御座候のさまざまな呼び名
「回転焼に大判焼き・今川焼・太鼓焼・おやき・二重焼・あじまん・福福饅頭・横綱饅頭・人工衛星饅頭・夫婦饅頭・義士焼・どてら焼・天輪焼・暫」
と、いずれも小麦粉で皮を作り、そこにあんこを挟んで焼いた円形の形のお菓子を指す言葉です。
この中に、あなたの地域での名前がありませんか?
そもそもの名前は今川焼だったとか。
できたのは江戸時代のことで、そのお店が江戸の今川橋の近くにあったのに由来しています。
それから全国各地へと広まっていき、それぞれの場所でそれぞれの名前を付けて売り出すこととなったのです。
御座候の由来
御座候を製造販売するのは、その名も「株式会社御座候」です。
兵庫県姫路市の会社です。
創業は昭和25年、それ以来、兵庫県民に愛されてきたのです。
御座候という名前を考えたのは創業者であり、現在代表取締専務を務める山田氏の祖父です。
「お買い上げいただき、ありがたく御座候」とお客様に対する感謝の気持ちが込められているのです。
そもそも、はごく普通に回転焼きを打っていましたが、次第にお客様が求めるのは本物の味だと気づき、上白糖や北海道産の小豆を使用するようになりました。
戦後で物資も不足していた時代、それらはいずれも現在以上に高価な材料だったはずです。
だからこそ、その当時の普通に出回る回転焼きが5円ほどだったのに対して、御座候は倍となる10円と強気の価格で販売することとなりました。
しかしながら高いから買わないというのではなく、多くのお客様たちがそのおいしさに多少の値段の高さは乗り越えて次々と買い求めるようになったのです。
御座候だからこそおいしい、「回転焼きください」だったのが「御座候ください」と注文するようになりその名は広まって行ったのでした。
どこにでもある定番の味、その中でも他とは違ったおいしいものこそが特産物となっているのです。
今や、御座候の名前で全国にチェーン展開しています。
北は北海道から西は広島・徳島まで全国に74店舗もあるとか。
全国で食べることができる回転焼きですが、味にこだわるなら御座候を選んで食べてみてはいかがでしょう。
カロリーや賞味期限は?
カロリーは?
1個あたり210kcal
賞味期限は?
1日 ※冷凍保存は可能
食べた感想
というわけで、兵庫県の御座候 神戸阪急店へ行ってきました!
焼き上げるところが見えるのは嬉しいですね。
赤あんと白あんを1つずつ買ってきました。
おいしい!
今まで食べた回転焼に比べると、甘さが控えめで優しく上品な感じがします。
いい素材を使っているのがわかりますね~。
あんも中にぎっしり詰まっていて、食べ応えもばっちりありましたよ。
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