長いもと言えばねばり、ねばりに特化して作られた品種があります。
その名も「ねばりっこ」、鳥取県の特産品です。
一部地域でしか出回っていないのでご存じの方は少ないかもしれませんね。
今回は、ねばりっこの特徴、賞味期限や保存方法についてご紹介させていただきます。
目次
ねばりっこの特徴とは
ねばりっこは、中国地方のごく一部で飲み流通する食材です。
昔からあった品種、というわけではなく「イチョウイモ」と「砂丘ながいも」を交配して人工的に作られた新品種なのです。
バイオテクノロジーの力で生まれました。
そもそも鳥取県の北条砂丘地は、高品質なながいもの栽培に最適な地と言われていて、その地でさらに高品質なながいもを作りたいという思いから誕生したのです。
ねばりっこは、とにかくねばねばした食感と白い身が特徴です。
小ぶりサイズながら栄養価が普通の長いもよりも高いのもうれしいです。
たんぱく質も炭水化物も砂丘ながいもの2倍近くも、更にリンや鉄や食物繊維が配合されてるのです。
ねばりっこのおすすめ調理方法
ねばりを味わうのが一番、ご自宅で食べる際は、ぜひ一度とろろにしてください。
そのままカットする以上にしっかりとねばりが感じられます。
通常の長いもとは違って水っぽくはありません。
箸で持ち上げられるくらいです。
すり鉢ですりおろしてこそ良いのですが、無いのであればぜひ出来るだけ細かなすりおろし器ですりおろしてください。
素材の味がしっかりしているからこそ出汁とか調味料とか余計なものを入れる必要はないのです。
あったかご飯にかけたら醤油をひとたらしするだけ、それだけでご馳走ですよ。
まずはいもの風味を味わった後に、ワサビや刻みのりをかけて味変を楽しむのもいいですね。
普通の山芋と同じように、お料理に入れてもよいでしょう。
お好み焼きに加えれば、ふわとろ感アップ、さいの目にしてサラダにするもよし、薄くカットしたら素揚げして塩を振ってチップスもできます。
皆さん、さまざまな味に挑戦しています。
ねばりっこの賞味期限と保存方法
カットした状態で冷蔵庫に入れておくと1週間ほどもちます。
しかし、野菜ですから、その間も品質は劣化していってしまいます。
もったいない思いをしないためにも、正しい保存方法を心掛けることです。
まず、購入したら新聞で包んで、湿気が少なく涼しい場所で置いておくようにしてください。
そうすれば1ヶ月~2か月大丈夫です。
そして、カットした後は切り口を乾かして保存すること。
すりおろしてから密閉袋に入れて空気を抜いて冷凍にしておけば、長く楽しめます。
食べた感想
というわけで、鳥取市内の居酒屋にて、ねばりっこを発見!
今回は、卵黄醤油の短冊で味わってみました。
果肉が白くてきれいなのが印象的です。
そして、生で食べてもわかるほどの粘りの強さ!
ほのかに甘みを感じることができ、変な癖もなくコクがあって美味しいですね。
ねばりっこを食べたら普通の長いもが物足りなく感じてしまうかも。
ねばりも味も最高級のながいもですね。
通販で買える?
ねばりっこは、ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれどなかなか行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
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