みなさん香川を訪れる目的は何でしょう?
最近はうどんの食べ歩きをされる方も増えましたが、昔はなんといってもこんぴらさん詣でだったのではないでしょうか。
そのこんぴらさん・金刀比羅宮で作られているのが灸まんです。
今回は、灸まんの由来、カロリーや賞味期限についてご紹介させていただきます。
灸まんとは
灸まんの名前は、その形がお灸の形状をしていることからつけられました。
製造販売するのは「灸まん本舗石段や」、まさにこんぴらさんの参道となる石段の途中にあるのです。
1765年創業のこちら、そもそもは「麻田屋久八」という名の旅籠でした。
天保年間には江戸の小金井小次郎なる侠客が泊まるのですが、金毘羅灸を据えてほしいと所望したそうです。
その当時は、麻田屋といえばお灸が名物だったのです。
この小金井、なかなかの男前だったようで誰がその役目を任されるか女中らが争いを起こしたのです。
なんとか選ばれた女中が据えたのは特別にやわらかいお灸、「なんて甘いお灸だ」と気に入ったそうで、この逸話を元に作られているのです。
「石段や」に屋号を変えたのは六代目主人のとき、茶店としてやっていくに辺りお灸の形を持つ灸まんを発案したそうです。
その後、2002年には全国菓子大博覧会において名誉総裁賞を受賞しています。
こんぴらさんと言えば灸まん、香川を代表する特産品となったのでした。
お土産として購入できるほか、高松市の栗林公園の茶亭などでも茶菓子として出されています。
石段やの建物は金刀比羅宮の参道の中でも特に古い建築物の一つ、今や香川のいたるところで見かける灸まんですが、機会があればぜひ本店を訪れることをおすすめします。
灸まんとうどんで疲れも吹き飛ぶ!?
形に特徴のある灸まん、鶏卵の黄身の餡が中に入ったやさしい甘さのお菓子です。
階段の数の多さで有名なこんぴらさん、本宮までは785段・奥社までとなると片道1368段もあるのです。
往復すると3時間はかかるでしょう。
以前は石段かごも名物でしたが、担ぎ手の高齢化もあり廃業となってしまいました。
杖のレンタルはあるので自力で登るしかありません。
疲れた体に、甘いおまんじゅうは染み渡るでしょう。
昔からここで疲れを癒してきたのです。
実は製造販売する株式会社こんぴら堂では「灸まんうどん」という名で讃岐うどんも作っています。
身体を動かしているとお腹もすくはず、ご一緒にうどんもいかがでしょう。
カロリーや賞味期限は?
カロリーは?
1個あたり71kcal
賞味期限は?
製造日より45日
食べた感想
というわけで、高松駅にて灸まんを発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
外側の生地は薄いのにしっかりとしてて、その中に白餡が入っています。
白餡も程よい甘さで少しホクホクとした食感。
昔懐かしい味の和菓子でした。


通販で買える?
灸まんは、ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれどなかなか行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
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