謎の富山名物 黒とろろとは?
旅行や出張で富山県を訪れたことがある方は、コンビニで聞きなれないネーミングのおにぎりを見たことがないでしょうか?
その名も「黒とろろおにぎり」。
富山では知らないものが居ないと言われる人気メニューです。
今回は、黒とろろの違いや食べ方、カロリーや賞味期限などについてご紹介させていただきます。
目次
普通のとろろと黒とろろの違い
「黒とろろ」とは富山県で人気のとろろ昆布のこと。
そもそも黒とろろって?普通のとろろと何が違うの?
と思ったあなた、既に黒とろろの虜になっているかもです。
そもそも、とろろ昆布とは重ね合わせた昆布の断面を糸のような形状に削ったものですが、その中でも昆布の黒皮の部分を削ったものが黒とろろです。
通常のとろろ昆布はもう少し内側を削るのですが、この削る部分の違いがポイント。
もともと皮の部分は酸味が強いため捨てられることが多かったようなのですが、昔の貧しかった富山の人々はこの酸っぱい部分をあえて利用し、独特の食文化を作り上げました。
今では一世帯あたりの昆布の消費量が日本一とされる程、富山に根付いたものになっています。
黒とろろはいろいろな食べ方が考案されていますが、やはり一番オススメなのはシンプルにご飯のお供!
冒頭で紹介したようにおにぎりの具にしてもいいですし、ふりかけのようにご飯にかけても美味しいです。
梅干しなどと合わせてお茶漬けにするとたまらないのでは?とも思います。
機会があれば是非ご賞味ください。
富山と昆布の歴史
今でこそ黒とろろは富山の名物となっていますが、昆布といえば普通は北海道。
もともと昆布は富山で殆ど採れないと言われていますが、なぜこれほど富山で昆布は愛されているのでしょうか。
実は少し歴史を紐解くと、富山に昆布が定着するにあたって、江戸時代の北前船が非常に重要な役割を果たしてきた事がわかります。
北海道から日本海を経由して大阪に至る北前船航路は、各寄港地の様々な物品を運ぶ重要な交易ルートでした。
重要な寄港地であった富山にも北海道より大量の昆布が流入したことで、昆布を多く消費する文化の下地ができあがったとされています。
黒とろろは栄養バツグン?
昆布には様々な栄養素や食物繊維が含まれている事で有名ですが、それらを余すことなく摂取できるという点でも、とろろ昆布は魅力的です。
食物繊維はお通じへの効能があるほか、糖質の吸収やコレステロール値の上昇を抑制する効果があります。
また、ビタミンやカルシウムなどのミネラルを多く含んでおり、生活習慣病の予防や貧血の予防にも良いとされています。
それでいてカロリーも低いため、ダイエットに最適なヘルシーフードと言っても過言ではないでしょう。
カロリーや賞味期限は?
カロリーは?
100gあたり86kcal
賞味期限は?
10ヶ月ほど
食べた感想
というわけで、富山県に行った際に黒とろろを発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
今回は、ネットで調べたように、おにぎりにして回りに黒とろろをまぶしてみました。
まずは一口パクリと味見。
きめ細かくフワフワな黒とろろ。味は思ったより甘酸っぱい。
おにぎりにして食べてみると、結構とろろの味が濃く昆布の風味も強く感じました。
子供達には少し鮭フレークを+して混ぜ込みおにぎりに!!
子供達も美味しいと言って食べていました~。


通販で買える?
ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれど、なかなか現地まで行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
他の富山県の特産名産はこちら⇒富山県の特産名産