富山で獲れる海の宝石、シロエビ。
モノは知っていても食べたことのある人は少ないかもしれません。
今回の記事を読んだらきっとあなたもシロエビが食べたくなりますよ。
目次
富山湾の宝石・シロエビ
白エビは、富山湾で獲れる体長6センチほどの小さなエビです。
富山湾は日本海の天然の生け簀ともよばれる独特の形状をしています。
大陸棚が狭く、深い海が海岸の近くまでの迫っているのです。
そして「藍瓶(あいがめ)」と呼ばれる16個の昔は陸地で川が流れていた跡(海底谷)があり、そこに数々の海の生き物が集まります。
まさによい漁場です。
シロエビもそこに群泳しています。
水揚げされた直後は透けるような淡いピンク色をしています。
その小さい体に太陽の光を受けるとキラキラと光り輝き、宝石と呼ばれるにふさわしい姿をしています。
浜につく頃には体の色は白く変わり文字通り「シロエビ」となるわけです。
ピンクいろのシロエビを見れるのは地元の中でも漁師さんだけ、ということになります。
白エビの旬の時期は?
白エビ漁が行われるのは、4~11月の期間のみです。
特に、最盛期と言えるのは4~7月だそう。
禁漁期間があるのは、白エビは産卵量が多くないため、白エビの生息数をある程度保つためです。
昔の手間のかかる厄介者だった?
今でこそ注目を浴びているシロエビですが、以前は加工品に使われるエビにしかすぎませんでした。
海から上がるとピンクから白へそしてどんどん黒くなってしまうシロエビ。
鮮度が落ちるのがとても速かったので、そのまま食用にするのが難しかったからです。
そしてその小さい体格も不利に働きました。
食べるためには殻をむかないといけないのに、それがとても手間だったからです。
そのため、食紅で色を付けてサクラエビの代替品にするか、色が変わる前に煮干しにして出汁をとるくらいの活用法しかありませんでした。
転機は気付きと技術の進歩によってもたらされます。
冷凍すると殻が簡単に向けるということがわかったのです。
そこからは技術の力。最新の冷凍技術を導入して急速冷凍と殻向きを簡単に行えるようになりました。
シ
ロエビの甘い身の味の魅力に気づいたことにより一気にシロエビのおいしさは広まりました。
おいしさは全国区へ
急速冷凍の技術により年間を通じてシロエビの味を楽しむことができるようになり、物流の進化も相まって今では全国各地で食べることができるようになりました。
今でも大半は加工品になるシロエビですが、むき身の刺身は別格の人気があります。
身を団子状にしてすまし汁の具にするなど、懐石料理やおめでたい席などでも欠かせない存在となっています。
地元では殻をむかずにから揚げにしたり、かき揚げにする食べ方もポピュラーです。
食べた感想
というわけで、富山市内のスーパーで、白エビの唐揚げを発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
殻付きのままでも食べやすく、カリカリした食感がクセになりそう!
ほんのりと優しい甘さで、エビのクセや臭みもなく美味しいですね。
これからもこの時期に富山に来たら、絶対食べたいですね!


通販で買える?
メディアで取り上げられることも多いシラエビをご紹介しました。
見たことはあってもなかなか加工前の状態で地元のスーパーに並んでいることは少ないですよね。
いまでは通販で簡単に手に入りますので、とろけるような食感と甘さを味わってみたいと思ったらぜひお取り寄せしてみてください。
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