寒い冬の時期に石川県を訪れたら、ぜひ試していただきたいのが金沢おでんです。
なんと金沢がおでんの消費量日本一なのだとか。
そんな地方の特産品となっているおでんにはどのような特徴があるのでしょう。
今回は、金沢おでんの特徴や食べた感想についてご紹介させていただきます。
品名 | 金沢おでん |
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都道府県 | 石川県 |
ジャンル | 郷土料理 |
食べた場所 | 金沢市の居酒屋 |
目次
金沢おでんの特徴とは
更に出汁がしっかり効いていて、京風のような上品な味わいが金沢おでんの特徴です。
出汁に使われるのは新鮮な魚介類。
タネには、バイ貝、車麩、赤巻、ふかし、と全国のおでんには見られない、おでん種の数々に心動かされることでしょう。
ちなみに、金沢の大野醤油は、醤油の五大名産地の一つなのです。
400年前に加賀藩三代目当主の前田利常がそのやり方を広めたとか、甘口の大野醤油はもちろん金沢おでんにも使われています。
上品な出汁と大野醤油との相性は抜群です。
冬のイメージの強いおでんですが、金沢おでんは一年を通じて食べられます。
おでんがメインのおでん居酒屋も多く存在しますし、普通に食事処に行ってもメニューとして当たり前にあるのです。
日常に溶け込んでいるおでんですが、しかしやはり冬場こそがおすすめかもしれません。
なぜなら「カニ面」なるものがあるからです。
これはズワイガニの甲羅を器にして、そこにカニのほぐし身やら内子をぎっしりと詰めたもの。
贅沢極まりない、金沢おでんならではの種ですね。
食べてきた感想
というわけで、金沢市内の居酒屋で金沢おでんを発見!
実際に味わってみました。
タネは、金沢おでんらしく、バイ貝と赤巻と車麩です。
出汁つゆはすごくあっさりしながら旨みもしっかり感じられて、上品で優しいお味ですね。
車麩は出汁がたっぷりしみ込んでいるので、薄味がちょうどいいです。
子供からお年寄りまで、誰でも安心して食べられる優しいおでんでしたよ。
金沢おでんのお店
400年前にはあったとされる金沢おでんですから、一応は発祥の地ということで「菊一」さんが取り上げられてはあるものの所説あります。
カニ面を始めたお店がここだとも言われています。
金沢と言えば香箱カニ、これはメスのズワイガニのことなのです。
外子に内子・卵にカニみそと正に宝石箱、11月中旬より年末ごろまで食べることができます。
発祥はともかく、今や菊一だけでなく金沢のいろいろなお店でカニ面はメニューとしてあるので季節さえ合っていればちゃんと食べることができます。
他にも加賀野菜・金時草を練りこんだふかしという名のはんぺんなども含め、季節ごとの楽しみがあるのもうれしいところです。
また、創業が1927年ですから、「赤玉本店」こそが古いお店なのかもしれません。
メディアでもよく紹介されるので地元で知らない人のいない有名店です。
観光客はもちろん、地元民も何かと訪れています。
牛筋に海老しんじょなど豊富なおでん種を頂いたら、それらの味が溶け込んだ出汁をご飯にさらりとかけていただく「赤玉茶漬け」はシメとして最高に贅沢な味。
おいしい出汁はその中でさっと温めただけの湯豆腐も絶品だそうですよ。
通販で買える?
金沢おでんは、ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれど、なかなか現地まで行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。