広島風お好み焼きを食べたことはありますか?
広島風お好み焼きとしてお店に並んでいることがありますよね。
関西ではお好み焼きはソールフードのようなものでよく食べられるのですが、広島でも広島焼きは家庭でよく作られる料理なんです。
そんな広島の家庭の味・広島風お好み焼きの魅力に迫ります。
目次
広島風お好み焼きってどんなの?お好み焼きとはどう違う?
さて、広島風お好み焼きというとどんな食べもの?と聞かれたらどう答えますか?
お好み焼きみたいな食べもの?
そうですね、カテゴリーとしてはお好み焼きの部類になるのではないでしょうか。
お好み焼きと同じく使われる材料の基本は、薄力粉や天かす、豚肉、キャベツと同じです。
そして、お好み焼きも広島風お好み焼きも熱々の鉄板で丸く焼くのも同じですね。
しかし、お好み焼きは細かく刻んだキャベツを生地に練りこんでふんわり焼くのに対して、広島風お好み焼きは千切りにした大量のキャベツを薄く焼いた生地に乗せて焼いていくのが特徴です。
さらにその上に焼きそばと潰した目玉焼きをトッピング。
お好み焼きも広島風お好み焼きも出来上がりにお好みソースをかけていただくので、パッと見た目には同じように見えますが食べてみると全く違う料理だということがわかりますね。
広島風お好み焼きっていつできた?歴史を紹介
戦後の日本はとにかく食べるものがありませんでした。
そこで、小麦粉を水で溶いて鉄板の上で薄く伸ばし、キャベツなどを挟んで焼く一銭洋食が作られ始めました。
野菜を生地の間に挟むことによって野菜が蒸されるので、その分多くの野菜を食べることができます。
安くてお腹が膨らむその一銭洋食は広島県民の間に広がり、それが広島風お好み焼きとして多くのお店や家庭で作られ、食べられるようになったのです。
基本的な広島風お好み焼きの作り方
広島焼き 1人分
薄力粉:50g
水:50cc
削り粉:ひとつまみ
天かす:大さじ1/2〜1
豚バラ:3枚〜5枚くらい
キャベツ:ひとつかみ
中華そば:1玉
卵1個
1.薄力粉と水をボールに入れて混ぜます。少しとろみのある液体になります。
2.キャベツを千切りにして準備しておきます。
3.フライパンまたはホットプレートを温めて油を広げたら、1で作った生地を流して入れ、丸くなるように薄くのばします。生地は後でも使うので、すこし残しておいてくださいね。
4.薄く伸ばした生地の上の削り粉をパラパラっとかけます。
5.その上に千切りキャベツをこんもりと乗せてたら、お好みで塩コショウをふって味付けしてください。
6.キャベツの上に天かすと豚バラ肉を広げてトッピングしたら、すこし残しておいた生地を上からかけましょう。
7.中華そばを準備します。中華そばは水で洗ってほぐしておきます。
8.中華そばを焼いてお好みソースで軽く味付けをしましょう。生地はひっくり返して豚肉がカリカリになるように火を通してくださいね。
9.豚肉が焼けたらそのまま中華そばの上に生地をスライドしてのせます。
10.卵で目玉焼きを作って、黄身をつぶして焼きます。その上に、また生地をスライドさせてのせて焼きます。
11.焼けたらひっくり返して、お好みソースをかけて出来上がりです。
お好みで、マヨネーズや飾り粉、青のりなどをかけても美味しいですね。
広島風お好み焼きといってもバラエティがある
基本的な広島風お好み焼きの作り方を紹介しましたが、この作り方はほんの一例で、広島の家の数によって材料や作り方にはバラエティがあります。
広島焼きに欠かせない野菜といえばキャベツですが、さらにもやしやネギなどを挟んで焼いても美味しいんです。
また、イカやエビなどの魚介類を入れたり、天かすの代わりにイカ天を入れる場合があります。
家によって色々な作り方や味付けのある広島風お好み焼き。
それだけ、広島風お好み焼きは広島県民に愛されているソールフードということなんですよね。
広島焼きと呼ぶと怒られる?
広島風お好み焼きのことを、広島焼きと呼ぶ人もいると思います。
そう呼ぶ人は、まず間違いなく広島県外の人でしょう。
広島では広島焼きと呼ぶことはまずないそうで、広島焼きというのは広島県外で呼ばれている呼び方なんですね。
そして、広島焼きと呼ぶと広島の人に怒られる可能性があるそうです。
筆者も、広島出身の知人の前で広島焼きと呼んでしまったことがあって、
「広島焼き?ああ、お好み焼きの事ね!(怒)」
と冗談半分ながら訂正された経験があります(汗)
はたしてどこまで本気で怒る人がいるのかわかりませんが、呼び方に注意が必要ということは覚えておきましょう。
では、広島へ行った時は広島焼きのことをなんと呼べば良いのでしょうか。
その時は広島焼きと言わず、広島のお好み焼き、もしくは広島風お好み焼きと言うようにしましょう。
お好み村材料セットで自宅で作ってみた!
というわけで、広島空港にて広島風お好み焼「お好み村材料セット」なる品を発見!
お好み村とは、24件ものお好み焼き店が集まっている広島市にある人気の観光スポットです。
お好み村材料セットは、そのお好み村の店舗で使用されているプロ専用材料をセットにしたお土産品のようです。
この材料は市販されていないとのことなので、自宅で本場のプロの味が楽しめる嬉しい商品ですね。
さっそく作ってみたいと思います!
セット内容です。
自分で用意しなければいけないものは、麺、野菜、豚肉、卵ですね。
作り方も載っているので、これに沿って作っていきます!
まず、生地を作ります。
油を引いたホットプレートに、生地を薄く伸ばし削り節粉末をふります。
生地の上に、キャベツ、もやし、天かす、豚肉を乗せ、つなぎように生地を少しかけます。
その横で焼きそばを作っておきます。
生地をひっくり返してギュッとひと押し。5分程焼きます。
焼けたら焼きそばの上に乗っけます。
隣で卵を焼いて
卵の上にドン!
少し焼いたらひっくり返す!
卵の上から、ソースを塗り、青粉、お好みでスパイスやネギを乗っけて完成です!!
美味しそう!
うん、美味しい!
キャベツと麺のソースとの相性は最高ですね。
添付のソースも美味しくて、スパイスをかけるとソースの味がひき立つ感じでお好み焼きによく合います。
やっぱり、ホットプレートを使ってアツアツで食べるのが良いですね。


お好み村材料セットは通信販売で購入することも可能です。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。