長崎県の「島原手延べそうめん」をご存知ですか?
そうめんといえば播州そうめん・小豆島そうめん、三輪そうめんが有名どころですが、細いのにしっかりとしたコシを持つ島原のそうめんも人気が高いんですよ。
今回は、そんな島原手延べそうめんはどうやって作られているのか、特徴や歴史も含めてご紹介します。
品名 | 島原手延べそうめん |
---|---|
都道府県 | 長崎県 |
ジャンル | そうめん |
製造者 | 複数社あり |
カロリー | 100gあたり342kcal ※目安 |
購入した場所 | 長崎市内のスーパー |
目次
食べた感想
というわけで、長崎市内のスーパーにて島原手延べそうめんを発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
今回食べたのは、株式会社川崎の島原手延べそうめんです。
つるつるとしたのど越しと、しっかりとしたコシがあります。
弾力ある歯ごたえを感じる事ができるので食感も良いですね。
コシが強くて伸びにくいため、冷たくして食べるだけではなく、温かくして食べるのも良さそうですね。
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職人技を経て出来上がるそうめん
島原手延べ素麺は、職人の技がものを言うそうめんです。
厳選された小麦粉と食塩を混ぜ合わせて、その日の気候に合わせてこね上げます。
練り上げた生地は圧力を変えて形を整え板状に切り出し、撚りをいれながら油を塗っていきます。
油つけることで麺同士がくっつくことを防止することができます。
板状だった生地はこの段階で6~7㎜程度になるまで細くされます。
次は手延べするための作業です。
2本の棒の間に麺を8の字に引っ掛けていきます。
全てかけ終えたら2本の棒を両端から引っ張り、まずは50㎝くらいまで伸ばします。
麺は熟成させ、次は1.7m程度まで伸ばされていきます。
その後ハタにかけられ、さらに30㎝伸ばされ最終的に2mもの長さになるのです。
そのまま天候を見ながら乾燥させ、麺は19㎝に切られて選別されながら結束されて完成となります。
箱に梱包される前には再度人の目でひとつひとつ悪いものが無い確認されているんです。
いつ頃から作られているの?
島原でそうめんが作られるようになったのは1640年前後と言われています。
その頃にあった歴史にも残る大きな出来事「島原の乱」が発端です。
キリシタンの天草四郎が率いた宗教戦争のような印象が強いですが、実際は年貢の取り立てに耐えかねた農民の大きな一揆でした。
そのため一一揆が鎮圧したあとは農民たちがほとんどいなくなってしまったのです。
幕府の命により無人になった土地の復興のために各藩から移民が移り住むようになりました。
その移民の中にいた小豆島から来た人々が、そうめん作りを広めたといわれています。
島原の気候がそうめん作りに適していたのです。
現在ではそうめんの全国生産量の2位で30%を占めるほどです。
品質を保つための厳しい基準
島原手延べそうめんを特産品としてる南島原市では「島原手延そうめん認証制度」をつくっています。
基準に合格したものに認定証をつけることで品質の維持向上に努めているのです。
工場や加工場の検査や製造工程の確認。
厳選した素材。
小麦粉はタンパク質の割合までしっかり決まっています。
完成した商品の見た目や香り、食べたときの食感などの厳しい審査基準すべてをクリアしないといけません。
3年が期限となっているので、再検査を受けないと継続して認証をつけることはできません。
選ぶときにはこの認証マークを確認してみるといいでしょう。
通販はできる?
ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれど、なかなか現地まで行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
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