福井県で作られている「五月ヶ瀬」というお菓子を知っていますか?
見た目はよく知られてる別の地域のおせんべいにそっくりなのですが、味わいが独特なんです。
その味わいから賛否がはっきり分かれるお菓子を今回はご紹介していきます。
目次
おせんべい?クッキー?正解はどっち?
五月ヶ瀬(さつきがせ)とは福井県の坂井市で作られているお菓子です。
見た目は分厚い南部せんべいのような形状をしています。
そのおせんべいの表面には「石窯煎餅」という文字がくっきり浮き上がって見えます。
五月ヶ瀬は「五月ヶ瀬煎餅」ともいわれています。
作っているお店も「御菓子処 五月ヶ瀬」という和菓子屋さんです。
つまり、正解はおせんべいです。
では「なぜクッキー?」となるかといいますと、それは味わいにあります。
食べた人に「まるでクッキーみたい」と言われる味こそが理由です。
どうやってつくられているの?
五月ヶ瀬の材料は小麦粉・卵・ピーナッツ・砂糖にマーガリン。
小麦粉は独自のブレンドをしており、その年の小麦の出来でその都度調節されています。
卵は県内でとれた新鮮なもの。
他の材料も厳選されたものを使用しています。
材料を混ぜ合わせた記事は石窯を使ってじっくり丁寧に焼き上げられていきます。
遠赤外線の効果でピーナッツからにじみ出る油脂と練り込まれたマーガリンが香ばしさを引き出します。
昔はひとつずつ手作業でつくられていました。
いまでは機械化できるところは効率化され、焼き上がりや生地の状態のチェックなど必要なところは職人がその目と技で仕上げられています。
一つの店がつくり続ける伝統の味
昭和48年創業の御菓子処 五月ヶ瀬。
おせんべいがつくられ始めたのは昭和50年からです。
そして今に至るまで、その屋号にもなっているおせんべいを作り続けています。
「五月」は端午の節句。青々とした木々に青い空。新緑のすがすがしい風景が浮かびます。
このおせんべいが、こいのぼりのように勢いのある商品になるようにという願いがこめられています。
「瀬」は創業者である瀬川隆之の名前の一字を取ったものです。
他にも煎餅や、クランチした五月ヶ瀬を混ぜたチョコバーやクッキーなどの商品を作っていますが、五月ヶ瀬が主力商品であることは言うまでもありません。
伝統の味を継承しつつ、今の時代に合ったものも作り続けているというわけです。
日持ちのするおせんべいは手土産としても、ふだんから自宅で買い置きされるお菓子としても愛されています。
カロリーや賞味期限は?
カロリーは?
1枚あたり119kcal
賞味期限は?
製造日より120日
食べた感想
というわけで、福井市内の土産屋にて五月ヶ瀬を発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
厚焼きの生地がもたらすザクザクした食感。
生地の中に混ぜ込まれたピーナッツ。
さらにマーガリンの香り。
なるほど、確かにクッキーのような味わいも感じられますね。
香ばしい香りと程よい甘さがクセになりそうな、食べやすく美味しいお菓子でした。


通販で買える?
ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれど、なかなか現地まで行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
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